離婚を決意したら行うべきこと

配偶者に不倫をされてしまった、一緒にいてストレスが多すぎる、金銭的な問題があるなど、様々な理由で一度は愛を誓い合った配偶者との離婚を決意することがあるかと思います。

もしも離婚の決意が固まったら、どのようなことを行えばいいのでしょうか。

■子どもの親権はどちらが持つか

子どもがいらっしゃる場合は、何よりも優先して子どもに関する親権、養育費などの支払いについて協議しなければなりません。

子どもが幼い場合は親権の協議は母親が有利になることが多いのですが、そのほかにも、離婚の理由や経済力なども判断材料になります。

子どもがある程度大きくなっている場合は、子どもの意志が尊重されることもあります。

また、子どもに対する面会についての取り決めもしなくてはなりません。親権を得なかった方の親が子どもに会うための取り決めですが、こちらについてはさらに子ども側からの事情を考えての判断となります。

いくら親同士が子どもに会うのを了承したとしても、面会によって子どもの心身の状態を悪化させてしまうような場合は面会が認められないことがあります。

■財産の分与について

同じくらい大切なのが、財産の分与についてです。お互いの今後の生活にも関わってくることですので、慎重に話し合いを進める必要があります。

基本的には、現在の財産を夫婦で半分にする、というのが目安ではありますが、様々な事情によってなかなかうまく話がまとまらないことも少なくありません。

土地や持ち家がある方についてはそちらについても話し合いをする必要があります。

■慰謝料について

離婚の理由が、配偶者からの暴力や不貞行為など、どちらかの過失によるものの場合はされた側が相手に慰謝料を請求することが出来ます。

ただ、慰謝料の請求にはある程度の証拠が必要になってきます。自分で裁判や協議に有効な証拠を集めるのはなかなか難しいものですので、そういった場合は弁護士など、専門知識のある方に相談した方が良いかもしれません。

慰謝料の相場は請求の理由にもよりますが、大体数十万円から数百万円になることが多いようです。

いざ離婚をしようとなると、難しい問題をしっかりと話し合い、取り決めていかなければなりません。お互いのこれからの人生に大きく関わってくる大切なことですので、後々トラブルや後悔の無いようにしましょう。