どれだけ深い愛情に包まれた結婚をした二人だったとしても、時が経つごとに愛は薄れていってしまう危険があります。結婚をすると、仕事で家を空けているとき以外はほとんど一緒にいることになるわけであり、そのような中で何気ない日常の中の習慣のすれ違いなどが大きな溝になってしまうこともあります。顔を洗ったあとでちゃんと鏡や洗面台をふくかどうか、家に入ったあとはちゃんと靴をそろえるかどうか、ベッドはちゃんとしわを伸ばしてメイキングをするかどうか、くちゃくちゃ言わせながら食事をしたりしないか、など、普段は意識していないような習慣や癖ですらちょっとしたことがきっかけで、相手に対して深い嫌悪感につながってしまうようなことになるのです。一度嫌いになってしまったら最近はモラルハラスメント、などの言葉をテレビでよく聞くようになりました。相手の心を傷つけるような、態度や言葉に対してついた名称です。
これも離婚に原因になりえます。特に男性は奥さまに対しての言葉遣いをしっかりと考えているでしょうか。昼間は外で一生懸命働いてきているので、家に帰ってまで気配り心配りをするようなストレスは抱えたくない、なんてことを言う人もいますが、それはエゴです。その家の中での生活はパートナーがいるからこそ成り立っているのであり、そこに対する敬意をなくしてしまうと、奥さまの気持ちはある日突然夫から離れていってしまいます。ハイコンテキストな国だからこそ日本はハイコンテキスト文化だと言われています。つまり、言葉で多くを語らなくても「空気を読んで相手のことを理解する」ことを美徳とする文化なのです。これは逆に言葉で多くを語ることが苦手な文化ということもできます。だから自分の妻に対する感謝や愛情を言葉で表現することをあまり多くの人がしていません。でもそんなことだと、自分の妻がいつの間にか別れさせ屋に依頼に行っている、なんてこともあるかもしれません。別れさせ屋にはいつも多くの女性が「旦那と別れたい」と依頼を持ってきます。日ごろから愛のあるコミュニケーションをおろそかにしないようにしていきましょう。