恋愛や夫婦関係は当事者同士の問題との考え方はもはや古いと言えそうです。別れさせ屋や復縁業者が活躍する現代社会。恋愛等に関しても、第三者が介入してトラブルを解決するのが普通になりつつあります。恋人がいない若い人が増えていると聞きます。今の若者が恋愛に対して消極的で不器用であるとも。実際どうであるかはわかりませんが、もし本当にそうだとすれば別れさせ屋や復縁業者の利用が増えていることもうなずけます。ここでは、別れさせ屋をとりあげてその実態を探ります。「男性と別れさせたい。」と願う人、あるケースを例に紹介しましょう。
■親が依頼人別れさせ屋の依頼人は当事者だけではありません。親が子供の、もしくは孫の「交際相手と別れさせてほしい。」との依頼も少なくないようです。たとえば、親が「娘の彼氏が気に入らない。」という場合。別れさせ屋ではどんな依頼であっても、まずは事前調査です。事前調査は調査員が行います。調査員の主な仕事は情報収集です。怪しまれることなく自然な形でターゲットの周辺、交際相手の環境等を調べます。交際相手の趣味や好みも工作に重要な情報です。交際相手にマイナスな情報があれば利用します。ギャンブル、借金、浮気等。相手のマイナス情報をそれとなく耳に入れることで交際を終わらせることができるからです。ただし、女性が「それでも別れない。」と言う場合もあります。次の段階は、別れさせ工作です。別れさせ工作は工作員が行います。工作方法は依頼内容によって異なり、一本化されているわけではありません。一例として、異性の工作員を近づけて恋愛感情を持たせる方法があります。
■別れさせ屋とは?別れさせ屋とは文字通り別れさせ工作を行って男女を別れさせる仕事です。比較的新しい業種で、20年前くらいには存在しなかったといわれます。別れさせ屋は別れさせ工作のみを行うところもあれば、探偵業を兼ねているところもあります。両者はどちらが良い悪いではなく、依頼する側による選択の問題でしょう。「探偵業を兼ねているなら頼みやすい。」と考える人もいるでしょうし、「専門的に別れさせのみ行っているところが良い。」と考える人もいると思います。肝心なのはキチンとした工作を行ってくれるか否かです。工作内容や工作回数は契約前に大まかであっても確認をするべきです。