別れさせ屋の誕生は1990年代と言われています。
20年近く経ちますが、その頃から依頼者の依頼内容も少しずつ変わってきているようです。
●1990年代の依頼者
1990年代当時は、「夫を不倫相手と別れさせたい」という依頼が多かったようです。つまり、不倫されている妻からの依頼ということですね。当時はまだ平成に成り代わったばかりで、昭和の時代を色濃く残していた背景があり、結婚したら女性は家庭に入ることが一般的でした。
そのため、家庭内での発言権も弱く、離婚すると生活費の問題などがあり、離婚したいけれど、今後の生活や将来のことを天秤にかけた結果、不倫相手と別れさせる方法が最善の策だったようです。
また、この当時は「別れさせ屋」という看板を押し出した業者がいたのではなく、探偵社が不倫調査をする中で、一部の依頼者のニーズに合わせて、別れさせ工作をしていた程度のものだったようです。
●現在の依頼者
現在では「不倫相手とその奥さんを別れさせたい」という依頼が増えてきているようです。つまり、不倫相手である独身女性からの依頼ということですね。
その背景には、女性も社会進出が一般化されたこと、結婚しても仕事を続ける女性が増えてきたことなどが挙げられます。
そのため、職場でも家庭内でも男女の格差がなくなりつつあり、むしろ女性の方が強い構図が出来上がってきました。こうなると男性は職場や家庭内でも居心地が悪くなり、優しくしてくれる女性へ心惹かれるようになります。
一方で独身女性でも経済力を持っているため、別れさせ屋に依頼することもでき、また、不穏な家庭環境から男性を救ってあげたいという思いを持った方が多いようです。
草食系と呼ばれる男性が増えてきた一方で、女性は徐々にたくましく成長していたのですね。
●まとめ
女性の社会進出が男女のパワーバランスを変化させ、その結果、別れさせ屋への依頼内容も変化してきているということが分かりました。
別れさせ屋への依頼を迷われている女性がいらっしゃれば参考にしていただけますと幸いです。